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鳳凰文せん(重要文化財 奈良国立博物館寄託)
寺宝
鳳凰文せん(重要文化財 奈良国立博物館寄託)
飛鳥時代(白鳳期)7世紀
岡寺で出土したと伝えられる文様せん。
左右の翼をひろげ、尾を大きく巻き上げ、端雲の中で足を踏ん張る鳳凰の姿を、美しく力強く表している。鳳凰は想像上の端鳥で、唐時代の鏡・百済の文様せん・統一新羅の瓦などに、同様の表現がみられる。この鳳凰文せんと同じ大きさのせん(ひざまずく天人の姿を表した天人文せん)岡寺に伝わっており、これらは創建当時の岡寺の仏殿の須弥壇を飾っていたものと推定されている。(西山 厚)
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